アジアの風だより 第114話 |
ソンクラーンがやってきた
さあ4月です。タイで4月となれば、特筆されるのはソンクラーンです。ソンクラーンとはなんのことか。毎年同じことを書いているので、ここでは過去記事を参照していただきましょう。
アジアの風だより 第102話 ソンクラーンは帰省の日
アジアの風だより 第90話 タイの正月 ソンクラーン
かんたんに言えばタイの暦での正月で、13日が元旦です。三が日らしく13日、14日、15日の3日間は公式に連休となっていますが、2015年の今年は11日が土曜、12日が日曜なので、実質的に5連休となります。タイはその前週の6日が現王朝の立朝記念日で祝日となっており、4日から3連休となっています。2週末連続で連休となり、タイは新年というより夏休みのような空気になります。
ソンクラーンと言えば水かけです。最近は日本でもタイ関係の行事としてニュースなどで紹介されたり実際にイベント会場で行われていますので、ご存じの方も多いでしょう。その名のとおり、参加者が互いに水をかけあう行事です。ちょうど暑い盛りの行事なので非常に盛り上がります。
2015年の今年、カオサン通りでは元旦前の12日、日曜から水かけが始まると発表されています。カオサンだけでなく、タイ全土のあちこちで12日からなんとなく水かけが始まりそうな雰囲気です。例年、3日目の15日は激しい水かけにだれもがヘトヘトになりますが、これが4日間となると最後にはみんな足腰が立たなくなってしまうのではないでしょうか。
日本でもそうですが、年末年始は旅行の季節でもあります。5連休を利用して海外旅行に出かけるタイ人も多いので、航空券などの予約はお早めに。
●国名:タイ
●都市名:タイ全土。場所を問わずに祝われる
●行き方:
バンコクなら歩行者天国となるシーロム通りとカオサン通りが大騒ぎの場として有名。外国人が多いスクムビット通りもにぎやか。路地や大通りを問わず、三が日はどこに行っても水びたしになるのは覚悟しよう。カメラ、携帯電話、時計、財布などは防水対策を忘れずに。
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