アジアの風だより 第75話 |
ロイヤル・フローラ2011
チェンマイ花博
2011年12月中旬からタイ北部チェンマイの郊外で花の博覧会"ロイヤル・フローラ・ラーチャプルック 2011"が始まっています。本来は昨年の後半に始まって終わるはずでしたが、タイを襲った大洪水で開催が延期になり、年をまたいで、いままさに行われています。
日本では花博とも称されています。花の博覧会と聞くと園芸の祭典のように思われるかもしれませんが、政府やタイ国内省庁、各種企業や世界の国々がパビリオンを出していて、どちらというと万博に近い国際色豊かな催し物になっています。
パビリオンのテーマは花、植物、そしてエコです。植物を愛し、自然を愛して地球と共存する……会場内にはそんな空気に満ちています。花博と名乗っているわりには花の種類が少ないのが気になりますが、乾季のいまは咲いている花の種類が少ないのかもしれません。
それを補ってあまりあるのが会場を埋める人口の花々です。太陽光発電で得られた電力で点灯するLEDで作られた花々の美しさは見事なもの。この輝きを見るため、陽が落ちてから足を運ぶ観光客やチェンマイ市民も多くいて、どちらかといえば日中より夕方からのほうがにぎわうような気がするほどです。
会場は非常に広く、起伏もあるので歩いてまわるのは大変です。足に自信がないなら会場内を走るトラムを利用しましょう。開催は2012年の3月14日まで。行くならお早めに。
●国名: タイ
●都市名: チェンマイ
- 行き方 -
行き方:バンコクからチェンマイまでは空路、鉄路、バスとすべての移動手段が整っている。会場はアクセスの不便なチェンマイ郊外にあって気軽には行きにくい。市内中心部からソンテウやトゥクトゥクをチャーターするのが便利。公共の乗り合いバスやソンテウはバスターミナル、鉄道駅前、大型ショッピングセンターなどから出ている。
ロイヤル・フローラ2011 チェンマイ花博 公式ウェブサイト