アジアの風だより 第44話 |
ライトアップされた世界遺産
アユタヤー遺跡公園
タイにはユネスコの世界遺産に指定されている名所旧跡がいくつかありますが、その中で首都バンコクにもっとも近いのはアユタヤーの歴史公園です。
通常は日中に観光しますが、それだけではすべてを見たことにはなりません。というのは公園では一部の遺跡をライトアップして夜も観光できるようにしているからです。レンガで築かれた遺跡は、明るいところで見るとかなり荒廃して痛々しいですが、ライトアップされると映画のセットのように現実感がなくなって、幻想的な雰囲気が作り出されます。
すべての遺跡がライトアップされているわけではありません。いくつかの重要寺院だけで、公園の中心ではワット・プラマハータート、ワット・ラーチャブラナ、ワット・プラシーサンペット、川を渡った先にあるワット・チャイワッターナーラームなどが見ごたえあります。
時間限定で、連日午後7時前から午後8時~8時半の間だけライトが点灯されます。観光客の少ない時期や風雨の激しい日は時間が短縮されたり中止になったりすることもあります。
ひとけのない暗い遺跡公園の中なので移動には注意が必要ですが、一見の価値はあるでしょう。
●県名:アユタヤー
- 行き方 -
バンコクからバスで約1時間半。フアラムポーン駅から鉄道を利用しても行ける
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