アジアの風だより 第30話 |
ホアヒン郊外
チャアムのマルカタイヤワン宮殿
ホアヒンは現国王も利用する王室の離宮がある街です。王室にゆかりのある場所が多く、周辺には多数の宮殿が残されています。
その宮殿の中で、ホアヒンのやや北、チャアムでマルカタイヤワン宮殿が一般に公開されています。マルカタイヤワン宮殿はラーマ6世時に使用された宮殿で、ビーチに面して建てられていますが、こうした立地は世界でも珍しいものなのだとか。大きな建物の木材はチーク材で、これだけ贅沢に使うのは伐採が厳しく制限されている今では難しいでしょう。同様の建築物にはバンコクのウィマンメーク宮殿がありますが、いずれにしても立派なものです。
宮殿は2階建てですが、横に並ぶ建物から建物へ延々と通路が延びていて、驚くほど広い! 大きい! 入口にレンタサイクルがありますが、借りて走る必要があるほど敷地はたしかに広大です。時間があるなら借りてみて、敷地の中を走ってみましょう。椰子の木陰に潮風が抜けて、これこそ真のリゾートライフです。宮殿が面している砂浜はもちろんプライベートビーチで、見学客以外の姿はありません。
こんな宮殿でゆっくり過ごせた当時の王族がうらやましいものですね。
「マルカタイヤワン宮殿」
● 県名 チャアム
● 行き方:ホアヒンのあるプラチュアプ・キーリカンとチャアムの県境近くにあって、チャアムからよりホアヒンから出かけたほうが近い。大通りからかなり奥に入っているので、ソンテウ(小型乗り合いバス)などで直接行ったほうがいい。
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