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アジアの風だより 第242話

要注意:厳しくなったタイの入国規制

12月に入っていよいよ観光シーズンの到来です。驚異的な円安で日本人の海外旅行熱はすっかり冷めてしまっていますが、それでもタイは例年同様、年末年始に行きたい国のトップ3内を確保しています。

そこで今回あらためて、タイ入国時の注意について説明しておきましょう。タイの入国ルールは頻繁に変わりますので、昨年の同じ時期に行った方も、もう一度目を通して確認してください。

まずは日本を出発をする前の注意点ですが、ビザの種類や有無に関係なく、2025年5月1日からタイに入国するすべての外国人は、事前にTDACに登録しておく必要があります。TDACとは"Thailand Digital Arrival Card"のことで、以前あった紙の入国カードに変わるネット上での電子登録です。下記のURLにアクセスして、確実に作業を完了しておきましょう。受付は入国の3日前(72時間前)から可能で、登録代金は無料です。

https://tdac.immigration.go.th/arrival-card/

登録代金が無料であることを、しっかり確認してください。ここで代金を請求されたり、クレジットカードの番号入力を求められることはありません。そうなった場合は詐偽ですので、ただちに登録作業を中断して、アクセスしているページの正当性をチェックしてください。

続いてはタイ国内の空港に到着してからです。タイの入国ルールは頻繁に変更されますが、ここでは2025年12月1日時点の情報で説明します。

観光目的で入国する場合、日本人はビザの取得を免除されていて、有効な帰国便(あるいはタイから第三国への出国便)のチケットを持っていれば、入国の際にイミグレーション(いわゆる入国カウンター)で最大60日間(59泊60日)の滞在許可スタンプ(入国スタンプ)をパスポートに押してもらえます。この入国許可はタイ国内で30日間延長することができ、最大で90日間のタイ国内滞在が可能になります。

しかし、2025年11月にイミグレーションから規制の強化が正式に発表になり、不審な外国人へのチェックが厳しくなりました。たとえばタイとミャンマーの国境を陸路で何度も行き来した外国人は監視リストに名前が載っている可能性があり、そういう人物は審査が厳しくなります。発表にはありませんでしたが、タイ-カンボジア間を頻繁に出入りしている外国人も同じかもしれません。

また、ピザなしでのタイ入国を繰り返す、いわゆる「ビザラン」を2回以上行った入国者には入国拒否を宣告できる権限がイミグレーションの審査官に与えられました。さらには前回のビザなし入国で45日間以上タイに滞在した履歴のある外国人も同様に審査が厳しくなるとか。この措置によってすでに2,900人の外国人を空港で摘発したとのことですが、今回の規制強化でさらに多くの好ましからぬ入国者が追い返されると予想されています。

年に一度のタイの旅を楽しまれている方には無縁の話ではありますが、心当たりのある方は事前に無実の証明を用意しておくと、入国時の審査がスムースになると思われます。

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●国名: タイ
●県名: 陸海空を問わず、全国各地のすべての入国ポイントとイミグレーションで実施。

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