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アジアの風だより 第237話

バンコクのインド世界

タイの首都バンコクはとてもコスモポリタンな街です。行き交う人々の国籍は様々で、誰もが文化や言語の違いにひるむことなく、折り重なるようにして生活やビジネスに励んでいます。

タイで最も多いのは華僑と呼ばれる中国系の住民ですが、印僑と呼ばれるインド系の人々もこの国には大勢います。ビジネス的にも成功を収めており、首都バンコクにも大きな商業生活地帯が広がっています。

その最大手がパフラットです。タイ人に「パフラット」と言えば「インド人が多い街」と当然のように返してくるほどで、そこがインド人街であるとほぼ公認されています。特にタイでは生地を扱う商人のほとんどがインド系になっており、ほぼ専業と言える状態です。その販売拠点になっているがパフラットなのです。

インド系の住人が集まるため、ここには彼らに向けたインド料理店がたくさんあります。インドといえばカレーですが、もちろんないはずがありません。日本で食されているカレーのルーはやや水っぽいですが、本場インドのカレーはどろりと濃厚。辛さも激辛からまったく辛くないものまで名前を覚えきれないほどたくさんあります。普通にご飯にかけるだけでなく、野菜炒めや肉の煮込みもありますが、そのすべてにおいてカレー風味なのがまさにインド。食後のデザートにまで香りが漂う徹底ぶりですが、そうでなければインドではありません。

このインド世界はカレーの香りだけではありません。漂うお香もタイのものとは違い、異次元感はさらに強くなります。聞こえてくる音楽も特徴的な音階で、身をゆだねていると遠い世界を想う気持ちになってくるでしょう。

インドは遠くて行っている時間がないというなら、タイのインド世界に赴いて、その一部を知ってみるのもおもしろい体験です。

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●国名: タイ
●県名:バンコク
- 行き方 -
バンコクの中華街を東西に貫くヤワラー通りの西端がパフラットのエリア。同じ名前の通りもあり、そこには生地やアクセサリーの店が並んでいる。都バスの行き来も多いが、MRTAならBL30サムヨート駅が便利。

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