| アジアの風だより 第221話 |
タイ王国空軍博物館
MRT（バンコク・メトロ）はタイの首都バンコクとその周辺をカバーする高速鉄道ですが、その駅のひとつに「タイ王国空軍博物館駅」があります。上野にはかつて「旧博物館動物園駅」がありましたが、それと同じで駅の真ん前がタイ王国空軍博物館になっています。名前そのままでタイ王国の空軍敷地内にある博物館で、中には空軍関係の博物が展示されています。
駅を降りて中に入ってみましょう。軍関係の施設らしく地味ですが、巨大な倉庫風の建物が正面にあります。これがメインホールで、同じような建物が通路で連結されて並んでいます。タイ国内によくある博物館と違って入場は無料となっており、写真撮影も自由というおおらかさです。
展示物は航空機が中心になっています。すべて退役した機体ですが、これが建物の内外にきちんと整列して並べられています。館内に展示されている機体は貴重なものが多く、規制線の中に入ったり触ったりはできませんが、屋外に並べらているものは手で触ったり機内に入ったりすることができます。かなりボロボロというかポンコツですが、操縦席に入れる機体もあって、子供たちには人気があります。中には「こんなものが本当に空を飛んでいたのか？」と思わず口にしてしまうような小型機も展示されていて、航空機に興味のない方でも楽しむことができます。
施設内には休憩用のコーヒーショップもあります。ここと隣の建物を結んでいるのは……の解説は行ってからのお楽しみとしましょうか。またグッズ販売所には航空マニアはもとよりここでしか手に入らないグッズも多々あり、ちょっと変わった土産物を求めているならはずせません。
敷地内はかなり広く、すべて見てまわると軽く30分以上はかかります。週末は家族連れでにぎわうので、じっくり堪能したいなら平日に行くのがよいでしょう。
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●国名： タイ
●県名：バンコク
- 行き方 -
バンコクの北部、ドン・ムアン国際空港の東側、MRTのタイ王国空軍博物館駅で降りると目の前が博物館
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