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アジアの風だより 第214話

フアラムポーンのいま

新型コロナ禍もほぼ終了し、海外旅行を再開する日本人もまた増えました。あいかわらずの円安が続いていますが、この夏はタイを訪れる日本人も増えたようです。

そこでよく受けるのが「フアラムポーンはいまどうなってるの?」の問い合わせです。フアラムポーンことタイ国鉄バンコク駅は、中央駅の座を北のバーン・スーにあるクルンテープ・アピワット駅に譲りました。その後はいったいどうなっているのか、長距離列車の始発はどこからなのか。誰もがそこを気にしています。

まずは駅ですが、これは以前のままで廃駅にはなっていません。ただタイ国内を走る長距離列車の発着はすべてクルンテープ・アピワット駅からとなっており、この駅からは出ません。現在フアラムポーンから出るのは以前のダイヤにもあった片道3時間前後の短・中距離列車に限られています。観光名所のアユタヤー、ロッブリー、チャチューンサオ、カンチャナブリーに向かう列車はここから出ているので、観光旅行者にとってはいまも身近な駅と言えます。

チェンマイ、ノーンカーイ、ウボン・ラーチャターニー、ハートヤイなどに向かう長距離寝台列車はクルンテープ・アピワット駅の発着になりますが、乗車券はフアラムポーン駅舎内のチケット売り場で購入できます。また知らずにこの駅に来てしまっても、クルンテープ・アピワット駅とフアラムポーンを結ぶ無料の連絡バスがあるのでアクセスには困りません。ただし朝夕の渋滞時は時間がかかるので、急ぐ場合はMRTA(都市鉄道)を乗り継いで行ったほうがいいかもしれません。

あるいは時刻表を確認して、この区間のみ各駅停車を利用してみるのもいいでしょう。バーン・スーへ行く途中には小さな停車場がいくつかとサムセン駅があります。フアラムポーンの次のサムセン駅は、以前は重要な駅でしたが、いまはすっかり寂れています。そうやって時代の移り変わりに感傷してみるのも旅のひとつの楽しみです。

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●国名: タイ
●県名:バンコク
- 行き方 -
MRTAフアラムポーン駅の上がタイ国鉄バンコク駅。新たな中央駅となったクルンテープ・アピワット駅から無料連絡バスも出ている。

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