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アジアの風だより 第172話

気になるコロナウイルスと大気汚染

タイを含む東南アジアの一帯は、いまがまさしく観光の季節です。暑くもなく雨も降らないこの時期は天候の心配をする必要がなく、事前に立てた計画は滞りなく進むでしょう。気温も低くて体への負担も少なく、疲れもあまり感じません。少々大胆に動きまわっても熱中症や過労の心配はないはずです。

ところが今年(2020年)は、、

中国は武漢に端を発した新型コロナウイルスによる肺炎で世界は大騒ぎ。中国と縁の深いタイ王国も影響を受け、戦々恐々の事態になっています。これからタイ旅行を計画している方も、最初に頭に浮かぶのがこれでしょう。行っても大丈夫なのか、それが心配になっているはずです。

2020年1月末時点でのタイ国内の現状ですが、街の様子を見凝る限りでは、それほど深刻な事態にはなっていません。感染患者は出ていますが、ほとんどは武漢から来た中国人で、そこから巷に拡大している動きは見られません。

バンコク都内のマスクの着用率は、タイ人利用者の多いBTSやMRTAなどの公共輸送機関内では高いものの、外国人が目立つカオサン通りなどの観光地では全体の2割も付けていないように見られます。

それでも、いつになくマスクをした人たちの姿が目立って、深刻さが際立っているようにも見えますが、実はこのマスク、昨年末より使用が奨励されています。その目的も、ウイルス感染防止ではなく大気汚染対策でした。毎年のことですが、タイは乾季になると空気が乾き、大気が埃まみれになってしまうのです。

北部では山岳地帯での、南部ではインドネシアやマレーシアでの山焼きによる煙でタイの空がかすみます。首都バンコクは建築ラッシュによる砂埃と道路の渋滞による完全な公害で、ここ数年は快晴の日でも空は曇った状態です。この影響で、夕焼けは無気味なほど真っ赤に染まります。インスタなどでは映えますが、その原因を考えると複雑な気持ちになってしまいます。

こうした粉塵害への対処法としてマスクが普及するようになったわけですが、ひょっとするとこの習慣のおかげで新型ウイルスの蔓延が食い止められている……とも考えられます。怪我の功名と言いますか、あまりうれしいことではありませんが、現在のタイはこのような感じになっています。

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●国名:タイその他アジア全域

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