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HOMEコラムアジアの風だより第167話 雨季の終わりは豪雨の季節

アジアの風だより 第167話

雨季の終わりは豪雨の季節

9月になりました。2019年9月の日本には連休が2度あります。秋の行楽シーズンということもあり、今月はタイに来られる方も多いでしょう。

ただし、タイもまた同じ行楽の季節かというと、そうではありません。タイを含む東南アジアでは現在、雨季の終わりにさしかかっています。日本の夏も今年は台風や大雨で荒れましたが、この時期、タイもかなり不安定な季候になります。雨は雨季の終わりほどよく降ります。雨量は今月から来月にかけてが最も多いと思っていてください。

晴れの日もありますが、降り出すと豪雨になります。日本の気象庁が指定するところの警戒レベル4あたりの雨は普通に降ります。風も雷もあって、恐怖を感じることもありますが、こうした豪雨が続くのは1時間ほど。降り出して2時間もすれば、普通の雨量に落ち着くでしょう。

このような激しい雨が降る時間帯は決まっていません。熱帯特有のスコールは夕立のように降ると思われていますが、実際は時間に関係なく、その時の大気の状況によって気ままに降ります。快晴の朝だったからといって、それが午後まで続くとは限りません。正午ごろに降ったり、夕方から降り出してそれが夜半まで続いたりと、この時期の空模様を読み切るのは困難です。

今年は東から台風が何度かやってきて、進路上のベトナムやラオス、タイでは東北部に大きな被害をもたらせています。日本では佐賀県が浸水しましたが、タイではコーンケーンの県内でそれを上回る大水害が発生しています。日本ではまったく報道されていないので、知らない方のほうが多いかもしれません。

9月に入ってすぐ、タイ国内の17の県に大雨と土砂崩れの警報が出されました。観光には問題はありませんが、農作物への影響が心配されるなど、社会的には大きな問題になっています。先月までは水不足で各地のダムが干上がっていたのですから、極端すぎる気象変化です。さらにもっと雨が降るのか、いまも予断を許しません。

今月のタイには祝日がありません。連休を利用してタイに来てもタイ人の行楽客に巻き込まれることはなさそうですが、雨に進路や退路を断たれることは十分に考えられます。旅行スケジュールを立てる際は、そうした事態に備えた予備のプランも立てておくのが時間の無駄を省く手段となります。

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●国名:タイ
2019年の今年雨季は中部と東北部で大規模な洪水被害が報告されている。

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