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アジアの風だより 第100話

北タイのファーンで温泉を楽しむ

今年の東京は20年ぶりの積雪量といいますが、タイもかなり冷えています。ひょっとして観測史上初の降雪もあるのでは?とささやかれたほどで、今年の寒さは特別なようです。

こうなると日本人なら行きたくなるのが温泉です。タイは基本的には暑い国なので目立ちませんが、温泉の湧き出る場所は国内に何カ所もあります。今回は寒さを求めて北のチェンマイに行くことにしましょうか。タイの北部、ミャンマーとの国境近くには天然の温泉がたくさんあるのです。

バンコクからチェンマイまでは約700キロ。そこからさらに約150キロ北東に進むとファーンという町があります。ミャンマーとの国境がすぐそこにあるこの小さな町はコック川を上り下りするリバークルーズの起点・終点として知られていますが、実は隠れた名所として温泉があるのです。もっとも知っているのは地元のタイ人くらいで、外国人はあまり足を運びません。暑い国で熱い温泉という話にピンとこないのでしょう。

温泉一帯は公園になっていますが、公園がそのまま温泉といいますか、白い湯気が視界のあちこちにもうもうと立ちのぼっています。熱い湯が地面から直接吹き上がっていて、公園内を流れる川の水も熱く、大地も熱くて、あたりは天然のサウナ風呂のよう。吹き出る温水は80度以上ありますから、うっかりふれるとヤケドしてしまいます。お湯は間欠泉のように勢いよく吹き出してもきますので注意が必要です。

泉質は硫酸塩泉で、男女別の入浴施設もあります。しかし地元客のほとんどはお湯には浸からず、吹き上がる間欠泉を見ながらこの熱いお湯で作ったゆで卵を食べて楽しみます。お湯が熱すぎるので半熟にはなりませんが、これは疑いなく温泉玉子といえるでしょう。

暑い季節に行くと湯気と地熱でのぼせてしまい、浴槽に浸かる気が起こりません。なのでできれば気温の低いいまこの時期に行ってみたいものです。

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●国名: タイ
●都市名: チェンマイ
●行き方:
バンコクまたはチェンマイからファーンの町を目指す。温泉は国立公園内にあり、整備されているので行きやすい。バンコクからチェンマイまではバス、鉄道、航空機が利用でき、比較的かんたんに行くことができる。詳細は弊社までどうぞ。

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