アジアの風だより 第8話 |
ホー・チ・ミン・シティ ベトナム
東南アジアは、ただいま雨期の終わりにさしかかっています。そしてこの時期は雨がまとまって降ることでも知られています。
ベトナムも、いまはほとんど毎日雨が降っています。スコールのように降ることもありますが、この時期は朝からずっと曇り空のまま、渋くいつまでも降る日のほうが多いようですね。観光で訪れるには不向きな季節ですが、時間のない旅行者は贅沢が言えません。寸暇を惜しんで出歩くのがこの季節を旅する旅行者の宿命なのですから、とりあえず雨具は忘れないように持っていきましょう。
とくにベトナムは傘を持つ人が少ないので、行くときは日本から持参しておくべきです。というのもベトナム人の大半はバイクや自転車を日常の足にしているため、傘が使えないのです。だからあまり売られていませんし、折り畳み傘などは、持って行くと珍しがられたりするほどです。
そのかわりに発達しているのは雨合羽です。この季節、ベトナム人の荷物の中には必ずと言っていいほど入っていますし、材質や価格なども様々あって、バリエーションは大変豊富です。2人乗り用や人間だけでなくバイクまでカバーできる雨合羽まであるのは誰もが感心するところでしょう。
そんな珍品を買っておみやげにするのもいいですが、とりあえず雨対策は忘れずに。
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