| アジアの風だより 第７話 |
ホー・チ・ミン・シティ ベトナム
いまホー・チ・ミン・シティに来ていますが、激しい下痢に襲われて苦しんでいます。嘔吐を伴った下痢で、胃けいれんまで起こっていますから、これは単なる食あたりではなく食中毒かもしれません。私自身、アジアのあちこちを長年に渡って旅を続け、各地でいろんなものを食べてきましたが、これほどまでひどい下痢に見舞われたのは初めてです。
いったい、なにを食べたらこのようなことになるのでしょう。その日は友達数人と一日中同じ行動をして、同じレストランで同じ料理を分けあって食べました。でも、他の友人はなんともありません。発症したのは私だけ。でも、よく考えてみると、昼夜２軒のレストランに行って、注文したけど私しか食べなかった料理が２品あったことが判明しました。それでしょうか？
しかし、ベトナム在住の知人に尋ねてみると、
「それは違う」
と言われました。そしてその知人が断定したのは、夕食の前に立ち寄った某コーヒーショップのお茶でした。そこに入っていた氷が原因だろうと言うのです。
「ベトナム氷は危ないんだよ。慣れない人は、必ずやられちゃうよ」
たしかにアジア慣れしている私でもあたってしまうくらいですから、初めて来た人だったら入院－即刻帰国となってしまうかもしれません。
暑い国ですが、健康管理は万全に。
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