アジアの風だより 第5話 |
メー・サーイ
一時はタイ軍とミャンマー軍により小競り合いで閉鎖されていたメー・サーイの国境ですが、今年の6月24日から再びすべての人々に対して開かれるようになりました。この国境ではパスポートに出国スタンプを押してくれるため、タイ旅行中に滞在ビザが切れそうになった場合は、こちらの国境を目指してみるのもいいかもしれません。
メー・サーイの国境は午前8時半から午後6時半まで、外国人には午前8時から午後5時まで、毎日オープンしています。国境を越えるためには出国手続きをする必要がありますが、これは国境の窓口ではできません。
どうすればよいかというと、まずはバスターミナルの近くにあるイミグレーション・オフィスに行き、パスポートに出国スタンプを押してもらいます。それから赤いピックアップトラック──通称ソンテウ──に乗って国境を目指します。パスポートにスタンプが押してあれば、そのまま問題なく通過。橋を越えれば、そこはもうミャンマーの領内です。
ミャンマーに入るとすぐ左手にミャンマーのイミグレーション・オフィスがあります。今度はそこでパスポートを預け、手数料US$5(あるいは250バーツ)を払えばその一帯の街タチレクの一日観光が可能となります。
タチレクの主な見どころは橋の周辺に広がる市場です。そのほかでは山の上に立つパゴダやタイとは違った雰囲気の仏教寺院などがありますが、小さな街ですので、それほど見るところはありません。もっとも、この街でもらえるビザでは日帰り観光しかできませんので、これでも十分なのかもしれません。
>>> アジアの風だより インデックス