アジアの風だより 第2話 |
クラビ
タイ南部の街、クラビーに行ってきました。ドン・ムアン空港国内線からタイ航空ニ乗り、約1時間半。窓の外を見下ろしていると、緑におおわれたデコボコした山が見えてきます。そこがクラビーです。
リゾート地として有名なプーケットの東約50キロのところにあるこの街は、プーケットより豊かな自然に囲まれた景勝地として、最近脚光を集めています。プーケットは海もきれいですし、レジャー施設なども多くありますが、なにしろ島なので、観光するところが限られています。しかし、タイ国本土にあるクラビーは、ビーチを離れても行くところがたくさんあるのです。
たとえば今回は、街の東に車で約1時間半のところにあるクロン・トムの天然温泉に行ってきました。ここは「わき出る」というより「流れ出ている」と言った方がいい感じにお湯があふれていて、しかも滝壺が浴槽のように掘られており、ゆったりと、それこそ日本の露天風呂のような調子で肩までつかることができるのです。湯加減も「最高!」というしかないすばらしさ。タイ国内の天然温泉はどこも湯音が高すぎて、うっかりするとやけどしてしまいますが、ここは日本人の肌にも合う珍しい温泉でした。
そのほかでは、街から車で30分ほどのところにカノムベンジャー国立公園があり、滝から滝へとトレッキングするルートが整備されています。
ビーチはアオ・ナンに代表されるような、完全に保護された砂浜が広がっています。海だけでなく山も同時に楽しむ幅広いレジャーを求めるなら、これからはクラビーを目指てみるのもいいでしょうね。
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