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旅行会社こぼれ話 第8話

「夢を売る仕事」の現実

世間一般に旅行業は 『夢を売る仕事』 と認識されている。それを人前で口にするのは、気恥ずかしものだと感じるのだが、業界人はその 『夢』 を感じており、口には出さないまでもその思いはいつも心の奥底にある。希望を胸に抱いて足を踏み入れた旅行業界。気付いてみれば、はや業界歴OO年。なぜ私は業界で 『夢』 を売り続けているのだろうか? 自問自答を繰り返した結果、私は3つの答えを導き出した。

① 達成感/ツアーなどの団体旅行は、企画、販売、添乗と一連の起承転結があり、終了時は、ひとつの仕事をやり遂げた達成感が得られる。

② 忙しさ/業界は常に時間を取り扱う仕事。常に先々の予約が入ってくるし、出発時間 は待ってくれない。クレームが上がれば、それはそれで処理に時間を食われる。つまり、業界は常に忙しく、あれもしなきゃ、これもしなきゃと仕事が麻薬化している。これにより、不思議と仕事に対する充実感を得ることができる。

③ 感謝/ 旅行業界はお客様に感謝されることが多い。ツアー添乗の最後に参加者から「ありがとうございました」と言われるとお世辞でもうれしい。「また気合いれて、良いツアーをつくるぞ」と鼓舞させられる。結局人間ちやほやされると弱いのである。

以上が私の旅行業界に踏みとどまっている表向き理由である。お客様から 『なんで旅行の仕事を選らんだの?』 と聞かれると、これら3つの理由を述べ熱意を語る。ほとんどのお客様は納得し 『またOOさんにお願いするから』 と言ってくれる。その時私は心のなかで 『長時間労働で低賃金、傍で見るほどいいもんじゃない!』 と叫びながらも笑顔でお客様に御礼を言う。

本当のところの裏理由は、優先順位をあげれば

① 旅行業界は女性社員の数が多い。航空会社やホテル関係の女子社員とも知り合える。

② 業界人情。先輩からのただ飯ただ酒。業界内パーティーでのただ飯ただ酒もうれしい。

③ ただで旅行関係以外にもいろんな情報を得られる。

けっきょく居心地の良い業界なんですねぇー。お客様は十人十色ですから当然、十人のお客様がいれば十個の旅行がが出来上がります。そう意味では、夢を売るのは“終わり無き仕事”ですので、業界の居心地の良さにも終わりはありません。

さあ皆さん、この居心地のよい旅行業界に脚を踏み入れてはいかがでしょう?

* 次回は、私の添乗員経験をお伝えします。

Written by キャメロット3号