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アジアの風だより 第182話

新型コロナウイルス ワクチン契約締結

12月になりました。混乱と困惑の2020年も残り1ヶ月を切っています。例年であれば年末年始の海外旅行や帰省準備で多忙を極める時期ですが、今年は新型コロナウイルスの影響が続いていて、旅行どころか忘年会すら自粛が求められる事態になっています。特に日本は先が見通せない状況で、仕事でなければとても海外には行けません。

強固な鎖国政策によって感染の拡大を免れているタイは、日本ほどの深刻さはありません。経済への打撃は日本以上かもしれませんが、侵入ルートのわからない市中感染はほぼまったく出ていないので、医療的な緊張感はなくなっています。マスクの着用は常識化していますが、体温検査などはあまり重視されなくなりました。緩んでいると問われれば、そうとしか答えられない空気です。

タイでは大晦日の夜の恒例になっているカウントダウン・パーティも、現在の時点では中止の発表がありません。数万人規模の反政府デモが毎晩のように行われていて、にもかかわらず新型コロナの新規市中感染がないのですから、例年のように普通に開催される可能性があります。

外国人観光客用の門戸は開かれていますが、現状では極端に狭いと言わざるを得ません。長期滞在型の旅行者向けビザ(STV)の発給も始まっていますが、申請が非常に難しいので一般化していません。また正規の入国手続きを踏んでいても、タイ入国者には14日間の隔離義務があります。以前のような軽い気持ちでのタイ旅行は、まるで夢だったかのような厳しさです。

しかし、朗報もあります。このたびタイ政府はイギリスの製薬会社大手アストラゼネカから1,300万人分の新型コロナウイルスワクチンを購入する契約を結びました。タイの人口は6,800万人ですので圧倒的に足りませんが、来年の2021年なかばからは自国内で生産する計画も発表しています。

タイ国内にワクチンが行き渡るころには日本国内でも流通しているでしょう。中国その他、自国内でワクチンの開発・生産を行える国も多くありますので、あるいはもっと早くに一般化して、世界的な人の移動が始まるかもしれません。

今回の年末年始には間に合いませんでしたが、来年の春以降には、自由な旅行が始められる可能性があります。ですのでいまはもう少し我慢をして、次の機会に思いきり羽根を伸ばして楽しめるよう、体力と資金力を蓄えておきましょう。

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