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アジアの風だより 第179話

舗装工事が完了したカオサン通り

2020年９月のタイは、第１週の４日から７日までが連休となります。通常、この国は９月に祝祭日がないのですが、余っていたソンクラーン用の祝日（休日）をここに持ってきて、臨時の4連休としました。

ご存じのように、今年は新型コロナウイルス蔓延の影響により、４月のソンクラーンが中止になっています。公式にはここが３日間の休日になりますが、ちょうど新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大期に当たっていたため祝日を取り消し、軸となる水かけ行為やイベントもすべて中止の指示が出されました。この３日間の休日のうち、１日はすでに７月末に割り振られています。残りの２日をこの９月に持ってくることにより、2020年のソンクラーン休暇はすべて消化されることになりました。

水かけ祭も、今年は行われないことが決定しています。タイの政府は外国人観光客の入国をまだ認めていないので、開催しても盛り上がらないし、タイ人だけに限定しても感染再拡大の懸念が増えるだけです。とりあえず11月のローイ・クラトンは行われるようなので、今年はそれで我慢するしかありません。

実は、今年のソンクラーンに向けて、バンコクの新しい観光名所となったカオサン通りでは、通りの舗装工事が行われていました。古いアスファルトが剥がされ、歩行しやすいようにタイルを貼り、歩道と車道を区別する柵も作られました。バンコクではまだ存在しなかったウオーキングストリートの誕生です。

ロックダウンでの一時中断があり、予定は大幅に遅れましたが、ついに工事は完了しました。この９月に公式の完成お披露目があるという噂ですが、いまのところ大きな動きはありません。

舗装工事は完了しましたが、集まる人の足はまだ増えていません。この通りが再び以前のような活況の日々を迎えるのはいつなのか？　はっきりとはわかりませんが、わかり次第ご報告しますので、いまはこのままもうしばらくお待ちください。

＊2020年９月１日の時点では、一般外国人観光客のタイ入国は、まだ認められていません。

●国名：タイ