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アジアの風だより 第17話

メコンデルタ ベトナム

早起きしてメコンデルタに行ってきました。ホー・チ・ミン市からバスに乗って約2時間、ミトーの町に着きました。

ここはメコン川の河口に当たる町で、川の水はどろどろの真っ茶色です。メコン川はタイ領内の上流でも茶色ですが、ここはそこからラオス、カンボジア、ベトナムを通り抜けた水ですから、さらに茶色。泥土以外にも溶け込んでいる物質が多数あるようで、まったく見事な色合いになっています。

しかし、見てくれは悪いものの滋味には富んでいるようで、この一帯の農園ではなにを作っても豊作になるとか。漁業も盛んで、引き上げられた網の中では鮒とも鯉とも呼べない、正体のよくわからない巨大な魚がピチピチと跳ね飛んでいます。

そんな魚の中で有名なのは“象耳魚”でしょう。エラの形が象の耳に似ているため、こんな名前になっているらしいですが、見た感じは巨大なへらブナです。顔付きがちょっと違うし、鱗もやたらと大きくて、あまりおいしくなさそうですが、カリカリに揚げていただくと、けっこういけます。川魚ですので特有の風味がありますが、ベトナム人がそうするように、その身を生野菜や香味野菜とともに薄いライスペーパーでくるんで食べるとさらに美味。

メコンデルタのリバークルーズツアーに参加すると、ランチにはきっと出てくるでしょう。ベトナム以外では食べられない魚ですので、行ったらぜひとも味わってみてください。