カッパドキアの見どころ

アナトリア高原の中央部に広がる大奇岩地帯として世界的にも有名で、東のカイセリ、西のアクサライ、南のニーデを結ぶ三角地帯全般をカッパドキアと呼ぶ。噴火によって形成られた凝灰岩や溶岩層が雨風により浸食され硬い部分が残り、キノコ状をはじめ様々な奇岩となっもので、まさに自然の力の驚異を目のあたりにする事ができます。この地方はヒッタイト(青銅器)時代から交易の要所として栄え、4世紀頃には外敵から逃れて来たキリスト教徒達が凝灰岩に洞窟を掘りその信仰生活を営んでいたと言われています。洞窟住居についてはいろんな説がありもっと古くに掘られたとも言われています。ビザンティン時代には洞窟内に素晴しいフレスコ画も描かれました。この地名はローマ帝国の1州となったときに「白馬の国」という意味のペルシャ語から付けられたものです。

熱気球 (VALOON @CAPPADOKYA)

世界でも稀な奇岩地帯、、と言われてもなかなか想像できませんよね。そんな時は熱気球に乗ってこの広大・雄大な大地を上空から見晴らしてみませんか。朝・夕発のコースでは朝日・夕日に焼け染まる絶景をお楽しみ頂けます。フライト後にはその感動を記念して、シャンパン(ワイン,コーラなど)で乾杯!!更にフライトの記念証明も貰えて素敵な思い出の1シーンになる事でしょう。
※天候状況により運休になる事もあります(特に冬場は確率が高くなります)。
※上空は気温が下がりますので上着も忘れずにご用意下さい。

ギョレメ野外博物館 (GOREME OPEN AIR MUSIUM)

実際に火山岩を彫り抜いて造られた街、ギョレメ。広大なユネスコ世界遺産、ギョレメ国立公園の玄関口で、始まりは紀元前にも遡る多くの見事な岩窟教会をご覧頂けます。保存状態の良い教会内のフレスコ画は必見で、厳しい自然環境の中にあって培われた素朴でひたむき信仰心を感じて頂ける事でしょうイスラムの迫害にも屈せず、信仰を軸とした共同体を形成し、岩を掘って造られた食堂、住まいなども興味深い見所です。

ローズバレー (OLD CAVUSIN VILLAGE)

ピンク色の岩が特徴的で、特に夕景はカッパドキアでも有数の絶景スポットとして知られます。夕日を受けてピンク,紫など刻々と変化する渓谷の美しい景色の息を飲む事でしょう。

パシャバー渓谷 (PASABAG VALLEY)

大きな岩からまるで3本のシメジきのこが生えているような岩で有名です。トルコ語でぺリバジャ(妖精の煙突)と呼ばれており、岩の硬度が違うために雨、風の浸食でこのような形になったものです。

デブレント渓谷 (DEVRENT VALLEY)

ラクダにオットセイ岩などの奇岩地帯をドライブでお楽しみ頂きます。皆さんには一体どんな岩に見えるのでしょうか。

エセンテペ大パノラマ (ESENTEPE PANOROMA)

高台から見晴らす大パノラマでは地球の大きさを改めて実感。贅沢な休憩ポイントでチャイ(トルコ茶)は如何ですか。

ユルギュップ (URGUP)

ネヴシェヒールに続くカッパドキア地方第2の町ユルギュプ。町の中心には登る事ができる大きな岩山があり、テラスからは町中が見渡せます。岩山をくりぬいて造った昔ながらの住居が多く、くすんだピンクやベージュの岩肌と溶け合って幻想的な風景を作り出しています。この辺りも60年前程までは"秘境の地"でした。カッパドキアが世界的な観光地として人気になるにつれ近代施設が増えてきましたが、このユニークな風景と素朴なローカル色を失わないように細かい配慮がなされています。ユルギュップを中心としたこの地方の魅力は何と言っても大自然が生み出した摩訶不思議な風景。ネヴシェヒルからの街道沿いに続く『3本のきのこ岩(トルコ語でぺリバジャ"妖精の煙突")』や『ローズバレー"バラ色の谷"』はこの辺りの代表的風景と言えるでしょう。

ウチヒサル (UCHISAR ROCK CASTLE)

カッパドキア地方の最高地に位置する村で、村の中心に聳え立つ一枚岩が村のシンボルです。遠くから無数の窓のように見えるのは鳩の巣用の小さな穴。住民は昔から鳩の糞を集め肥料として使用してきました。岩山頂上からのカッパドキアのパノラマは素晴らしく人気のスポットとなっています。"鳩の家"つまり岩壁に掘った鳩小屋は古代からカッパドキア全体に見られる光景であるが、特にウチヒサルあたりに集中しています。

鳩の谷 (VIGEON VALLEY)

ここはまさに鳩の楽園。岩場には無数の穴=鳩の巣があり、葡萄の産地である周辺地域では肥料が思うように入らなかった頃、鳩の糞をかき集めて葡萄畑の貴重な肥料にしていました。谷底にある岩場には窓や出入り口も作られており、人と鳩のかつての共存も垣間見られます。

カイマクル・デリンクユの地下都市 (KAYMAKLI UNDERGROUND CITY)

地中深く迷路のように広がる都市・・カイマクル、デリンクユが特に有名です。各地下都市内には各階に通じる通気孔、礼拝堂、厨房、食糧倉庫、敵の侵入を防ぐための丸い石の扉などがあり、大規模な共同生活が行われていたことが窺えます。ベッドやテーブル、棚などの家具は全て石を掘ったり削ったりして造られている点にもご注目。
デリンクユ村の19世紀の教会の下に地下7階に及ぶ都市が隠されていて、その総面積は4平方km、2万人を収容できたと推定されています。カイマクルについては、既にに紀元前5世紀の記述に地下に暮す人々が言及されています。内部に礼拝堂などがあることから、アラブやイスラムの迫害から逃れたキリスト教徒がその信仰生活を続けるために造ったという説が一般的です。

アヴァノス (AVANOS)

アヴァノスはヒッタイト(青銅器)時代から続く焼き物で有名な町です。トルコ最長(1355m)の川クズル・ウルマック(トルコ語で赤い川の意味)の赤い粘土質の土から、昔ながらの足で回すろくろを使って大小様々な陶器が作られています。