欧亜の交差点・世界遺産の古都マラッカ

1400年にマラッカ王国が誕生・繁栄した後、400年以上に渡りポルトガル,オランダ,イギリスとヨーロッパ列強国に支配され、独特の文化を形成した古都。ヨーロッパの影響を受けた街並みと地元マレー,中華系の街並みが融合する事でで出来上がった特有の文化・風情をお楽しみ頂けます。2008年7月、ペナン島ジョージタウンと共にマレーシア発のユネスコ世界文化遺産登録されました。

オランダ広場

マラッカ観光のスタート地点になる広場。噴水を中心に、教会や時計台、旧総督邸等オランダ時代の建物が並ぶ、マラッカ一のシャッターポイントです。

キリスト教会

1753年に完成したオランダ建築の代表例とされる木造のプロテスタント教会です。 赤色の壁に映える純白の十字架が印象的で、高さ30mの教会の天井の梁は、継ぎ目のない一本の木を使い、組み合わせにも釘を一本も使っていないという高度な建築手法が用いられています。

セントポール教会(跡)

セントポールの丘にある、ポルトガル時代に建てられた教会跡。現在は外壁と内部に当時のポルトガル人の墓石が残されています。セントポール教会跡のあるセントポールの丘は、マラッカの街を見渡せるベストビューポイント。丘へ登る坂は少しきついですが時間がありましたら頑張って登ってみて下さい。

サンチャゴ要塞

1511年にポルトガルの総督によって建てられた砦。マラッカのシンボル。外からの攻撃に対抗するために作られ、当時はこの周りは高い塀で囲まれていました。防壁は19世紀にイギリスによって取り壊され、現在は石造りの門と大砲のみ残されています。

中華街エリア

マラッカ川を挟んで西側のエリアは大陸からやってきた中国人と地元マレーの女性が結婚して生まれた「混血(プラナカン-Peranakan)」の子孫が形成した文化が多く残るエリアです。当時、プラナカンの男性をババ、女性をニョニャと呼びました。マレー、中国の文化を取り入れ融合させたプラナカン文化は、他にはない、独特な文化を形成しました。 その1つジョンカー通りはマラッカのメインストリート。通りの両側にはアンティークショップやレストラン、 カフェなどが建ち並ぶ、最も賑やかな通り。土曜の夜はナイトマーケットも開催 されます。

トライショ-(自転車タクシー)

数多くの建物やアトラクションを回るのに最適なのが、「トライショー」と呼ばれる自転車タクシー。自転車には色鮮やかな花が飾られ、中には電飾を施したり、音楽を流すものもあります。マレーシアで乗れるのはマラッカとジョージタウン(ペナン島)のみです。※本コースでは体験乗車付きです!!

ニョニャ料理

マラッカ、ペナン、シンガポールに分布するババニョニャ民族が先祖から受け継いできた家庭料理で、中華料理をベースに様々な香辛料(スパイス)を使うマレー料理を融合させ、独自に創り出した料理がババニョニャ料理(ニョニャ料理)です。中国人とマレー人の混血によって生まれたババニョニャ民族伝統の味というわけです。